Webike みんなのライディングスクール

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イタリア生まれのインカム「ミッドランドBTXシリーズ」を使ってみた。BTXシリーズの最大の魅力は他社ブランドのインカムとも双方向で通話できること。従来のインカムは、同じ機種同士でなければ接続できないのが難点だったが、そうした不都合をきれいに解消してくれたのが「ミッドランドBTXシリーズ」なのだ。

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今回実際にテストしてみたのは最上級モデルの「BT NEXT」。他社ブランド製品も含めて一度に6人まで通話できるタイプで、最大レンジも1.6㎞と本格的だ。ちなみに「BT X2」は3人対応でレンジ800mのスタンダード版。「BT X1」は2人対応でレンジ10mとタンデム用におすすめだ。

さて、使うためにはまず、インカム本体とスピーカー、マイクなど一式をヘルメットに装着する必要がある。各パーツは配線コードでつながっているので、これを見栄えよく内装の内側に収めるのにちょっとした工夫が必要だ。ただ、現行のヘルメットはほとんどが内装脱着式なので、まず問題はないはずだ。自分はジェットヘルで試してみたが、装着は5分ほどで完了した。

ちなみに本体を取り付けるためのホルダーにはクリップ式と貼り付け式が2種類同梱されているので、ヘルメット形状や好みによって選べばいい。自分はクリップ式を試してみたが、ヘルメットの側面に挟み込むだけと簡単だ。
スピーカーも薄型でイヤーホールにぴったり収まるサイズで、ヘルメット装着時にも違和感は最小限だった。マイクもジェットヘル用のブームタイプを装着してみたが、ブームの長さに余裕があり位置調整の自在性も高い。また、コードもメッシュ素材で保護されているので引っ張りなどにも強いと思う。

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実際の使い勝手をスクールでテストしてみることにした。たまたまA社製のインカムを装着している人がいたので、さっそくペアリングを開始。
操作は簡単で、本体のメインボタンを長押しするだけでセットアップは完了。スピーカーを通じた音声は実にクリアで、まるで耳のそばで話を聞いているような不思議な感じだ。
サーキットのような場所では、数メートルしか離れていなくても肉声での会話は困難だが、インカムを通せば普通に話せるのでけっこう便利だ。

次に本来の使い方である走行中での会話にもトライしてみたが、音声は聞き取りやすく、ライディングについてのアドバイス等のやり取りもストレスなくこなせるレベル。後から知ったが、雑音を感知してスピードに合わせて音量を自動的に調整してくれる機能も装備しているとのこと。ノイズなどで音声が途切れることもなかった。
一点、ボタン操作だが、走りながらグローブをした手だとタッチ感がやや分かりづらい感じもしたが、これは慣れの問題だろう。

他の機能としては、ボタンひとつで「FMラジオ」や「電話」へとモードを切り替えることもできるし、携帯音楽プレーヤーやGPSナビの音声案内にもBluetoothステレオで対応している。さらに、連続通話が10時間可能な余裕のバッテリーサイズと雨にも安心な防水設計ということで、タフなロングツーリングにもきっと応えてくれるはずだ。
「ミッドランドBTXシリーズ」には前述の3タイプが用意されているので、それぞれのニーズに合わせて選べばいいだろう。コストパフォーマンス的に優れている点も魅力だ。

文/ Webikeみんなのスクール校長 ケニー佐川