7月13日(土)、3連休初日に茨城県かすみがうら市にあるトミンモーターランドで「夏のヒザスリ祭り!(100%達成保証付!)」が開催されました。
Ape100からZX-14R(唯一の女性参加者!)、最新のパニガーレ、各社SS、ネイキッドなど幅広いバイクが集まりました。
今回のテーマはすばり「ヒザスリ」ということで、皆さん何がなんでもヒザスリをマスターしたいと意欲十分です。しかも100%達成保証付なので期待は高まりますよね。
トミンサーキットは全長550m、最長ストレート122mというミニサーキットで、コーナーは一番タイトな7Rのヘアピンを含めて4つあります。
すでに過去のスクールに参加したことがあるというリピーターの方も3分の1ほどいましたが、大半の受講者は今回が初めてのスクール。
ということで、まずはケニー佐川校長から、サーキット走行のルールとマナーといった基本事項からコースの特徴、ライン取り、コーナー毎のクリッピングポイントについて座学を受けます。
そしてヒザスリを実現するために重要な佐川メソッドである「5つの基本動作」が伝授されます。
すなわち、コーナーに入る前に、「加速」、「準備」、「ブレーキ」、「シフトダウン」、「ステップイン」を正しい順序、正しいフォームで完了していなくてはなりません。
後は実践あるのみ!
コースでの走行は13時から16時の3時間です。
まずはスタンドをかけた停止状態でハングオフの姿勢を練習します。
続いて恐るおそるサーキットに入る受講者の皆さんですが、5つの動作を耳で習ったからといってすぐにできる人は皆無です。
ハングオフの姿勢を取ることすらおっかなびっくりでしたが、段階的に課題を進めて行き、5つの基本動作を「自動化」してできるようになるまで練習を繰り返します。
しかも今回は右回りに周回するため、多くのライダーが苦手とする右コーナーが3つとなります。
コース上にはコーナー毎にブレーキポイント、ひざを擦る1次旋回のエリア、クリッピングポイントにパイロンが置かれ、初心者でもライン取りやタイミングのポイントを把握することができます。
また、体重移動に必要な「ステップ動作」についてもレクチャーを受けます。ステップを踏み変えて意識的に体重を移動させることでセルフステアを生み出すことを体験します。
こうした簡単な練習でもサーキットのようなクローズドな環境でないとなかなかできないですよね。
5つの基本動作を徐々に体で覚えた後は、Ape100を使ってのヒザスリに挑戦します。
直径5メートルほどの円をリーンしながら何度も回ります。
ここでのポイントはアクセルを開けること、大きく回ること、腰を大きくずらすことの3つです。
保証どおり受講者100%がヒザスリに成功しました!
だいぶ心理的な抵抗がなくなり、ヒザスリの感覚を体で覚えた後は、コースに戻り自分のバイクでのヒザスリです。
残り時間も1時間を切る中、ちらほらひざを擦れる人が増えていきます。
講師の先生方もコースに立って、一人ひとりの走り方を見て、アドバイスをします。
最終的には約8割の受講生の方が自分のバイクでヒザスリに成功しました。
恐るべし佐川メソッド。
繰り返しますが、生徒さんの大半は初めての受講で、ビッグバイクでヒザスリができちゃったのです!
熱中症になるんじゃないかというぐらいの暑さで、水分補給をまめにしながらのレッスンでしたが、受講者の皆さんのヒザスリへの情熱は気温の暑さを上回るものでした。
今回ヒザスリができた人もできなかった人も繰り返しレッスンを受けることで確実にできるようになります。
佐川校長によると3回受講すればほぼ全員が自分のバイクでヒザスリができるようになるとのことです。
我流でやみくもに頑張るよりもきちっとレッスンを受けたほうが早道ですね。
ひざを擦るだけではなく、バイクの正しいコントロールを身につけることで安全な運転にもつながります。
次回のWebikeみんなのスクールは決定し次第お知らせします。
お楽しみに!
ヒザスリに挑戦したい人は、ケニー佐川校長の連載コラムをご覧ください。