今回のWebikeみんなのスクールは、ビギナー向けサーキットセッション「みんなのサーキット祭り!」ということで、茨城県にあるトミンモーターランドにて開催されました。
カリキュラムは「奇跡の大江戸膝擦屋」。スポーツライディングの基本である「ハングオフフォーム」そして、憧れの「ヒザスリ」のみならず、サーキットのルールや、走行ラインなどを学び、速度無制限でご自身のバイクのパフォーマンスを最大に発揮しサーキット走行を楽しむことができます。心配されていた天気も、受講生の皆さんの熱気のおかげで杞憂に終わり、スポーツ走行にはちょうどいい気候の中でのスクールとなりました。
スクールはまず、フォームチェックから始まります。
サイドスタンドを立てた状態で、スポーツライディングの基本である「ハングオフフォーム」をご自身のバイクで確認します。
次に、5段階アプローチです。加速からコーナー進入までのプロセスを5段階に分け、それぞれのフォームのポイントを学びます。
それぞれのフォームが確認できたところで、5つのフォームを続けて行い、走行時のイメージトレーニングを行います。
フォームチェックが済んだら、軽めの昼食です。
昼食中は、サーキット走行における基本マナーや走り方、今回の舞台となるトミンモーターランドのコースの特徴やライン、走り方などの座学を行いました。今回、サーキット走行が初めてという参加者も多く、皆さん、ケニー校長の講座を熱心に聞いていました。
昼食後は、いよいよトミンモーターランドに移動し、サーキットでの実走行が始まります。
サーキット走行の前に、車両の準備を行います。保安部品の取り外しやテーピング、空気圧の調整など、安全に走るための準備は欠かせません。
もちろんバイクだけでなく、ライダー自身の準備も大切です。皆さん、しっかりストレッチを行い、準備をしていました。
サーキットが空くと、ケニー校長を先頭にコースを歩き、路面の状態やブレーキポイント・クリッピングポイント、走行ラインなどの確認を行います。
路面の荒れや、ポイントとなる目印等の確認ができ、走行イメージを膨らませるためにも大切な準備です。
そして、ようやくコースイン。
まずは1列になっての慣熟走行です。ゆっくりとしたペースから徐々にスピードを上げていき、走行ラインの確認やタイヤを温めたりしながら数周走ります。
前半は順番にコースを走ってもらう事で、一人一人のライディングをじっくり観察したケニー佐川さんにアドバイスを頂きます。
出来ていない点、出来ている点がよく分るので、改善も行いやすいです。
頭ではコーナーの5段階アプローチを理解できているはずでも、腰をずらす前にブレーキをかけてしまったり、シフトダウンを忘れてしまったり、
実際にやってみると中々難しいテクニックです。5段階アプローチがうまく決まった時はやっぱりコーナーもうまく走れます。
他にも車体を倒すタイミング、膝をするエリアなど、スポーツ走行に欠かせない事をたっぷり学びました。
後半はいつも少々白熱してしまうフリー走行です。立ち上がりからストレートで圧倒的な加速を見せる大排気量マシンから、
俊敏性とツッコミで魅せる、軽量マシンなど、ご自身の愛車で思いっきり走れます。
大型バイクでこのコースは狭いのでは・・・と思われるでしょうが、十分楽しめます。
シフト操作がほとんど不要で、ブレーキやスロットル操作に集中できるので、
サーキットデビューに最高のコースですよ!慣れてくればタイヤのエッジ部分まで使えるようになります!
今回、希望者はミニバイク(エイプ100)によるヒザ擦り体験をしました。
8の字を描きながら、左右ともヒザ擦りを行います。皆さんが普段乗っているビッグバイクからしたら遥かに小さく、軽いバイクですので、安心して倒し込み、ヒザ擦りへのチャレンジができます。
初めは慣れなくても、講師の的確なアドバイスを受け、最終的には皆さんヒザ擦りを達成することができました。
皆さんの達成感にあふれた楽しそうな顔が非常に印象的でした。