9月30日(月)、MotoGP日本グランプリの舞台となり、毎年世界のライダーたちが熱戦を繰り繰り広げる「ツインリンクもてぎ」でみんなのスクールを開催しました。
今回のスクールはツインリンクもてぎの主催する「RIDING CLUB with BIG MACHINE」と一緒の開催となり参加台数は70台を超える台数が参加していました。
国際格式のコースだけあって、参加のバイクはスーパースポーツや、ビックツアラーが中心となった今回。
MotoGPクラスでは300km/hものスピートが出るコースを走れる機会はなかなかありません。
全長が4.8km、コーナーは右が8で左が6ヶ所、最長直線は762mで高低差は30mほど。
広いパドック、ピットにバイクを入れた瞬間から、ドキドキと期待が高まっていきます。
まずはみっちりと座学講習から始まります。みんなのスクール参加者を対象にケニー佐川校長がコースの解説をしていきます。
とくに大きなサーキットでは、1つのコーナーだけ見るのではなく、いくつかのコーナーを1つの大きなコーナーとみなして走るラインの取り方を、ホワイトボードを用いて説明。

参加者の皆さんは、配られた用紙にメモを取りながら走行のイメージを膨らませていきます。
サーキットで走る以上は走行のルールも大切です。コースサイドで掲示される旗の種類や意味などもしっかりと説明を受けます。
ツインリンクもてぎのグラベル(コース外の砂利)は非常に深く、出てしまった場合のバイクで抜ける際のコツなど、サーキットならではのアドバイスもありました。
豪華な講師陣は、もてぎスクールチーフアドバイザーの五百部徳雄さん、高田速人選手、元MotoGPライダーの中野真矢さん、BIG MACHINEのゲストとして丸山浩さんと超豪華な顔ぶれ!
そして急遽、前日の全日本ロードレース選手権・岡山ラウンドから駆けつけてくれた「ウェビック チーム ノリック ヤマハ」の阿部光雄監督と野左根航汰選手も、壇上でMoto2参戦への意気込みを語ってくれました。



座学講習が終わると、いよいよバイクにまたがっての基礎講習です。
広大なサーキットのパドックを使って、気持ちの良い秋の日差しの下にバイクを並べます。
まずはスタンドをかけて、乗車姿勢とライディングフォームの確認です。しっかりと加重移動をしてコーナリングのイメージを固めていきます。

次にコーナリングのアプローチの練習です。
しっかりとプレーキングしてコーナーに入ります。コーナーでは腰を落として、先ほど確認した乗車姿勢を動くバイクの上で実践していきます。とくにスピードレンジの高いサーキットでは、きちんとした乗車姿勢が大切です。佐川校長の指導にも熱が入ります!


サーキット走行の前には希望者でヒザ擦り体験を実施。
ヒザ擦り専用マシンのApeを使って8の字を描きながら、徐々にバイクを寝かせていきます。


ヒザを擦るためには、足を広げる感覚と、腰を大きく落とすフォームをしっかりと作る必要があります。
ウォームアップができたところで、いよいよロードコースへ。
テレビの画面で見た、あのシグナルブリッヂが間近に。その横にあるピットロードからコースに入っていきます。

佐川校長が朝に説明したライン取りを思い出しながら、先導に付いて行きながら走行ラインを覚えていきます。
ツインリンクもてぎのロードコースはコース幅も広いので、走っていると自分がどこにいるか分からなくなるほど!
中野真矢先生は生徒の走行ラインを観察しながら走行します。

ウイリーで参加者を楽しませる、中野真矢先生を映像に収めました!
ツインリンクもてぎの1周映像と合わせてお楽しみください。
走行の合間にはトークショーや、サービスロードバスツアーを実施!
トークショーは最近話題のヒザ擦りならぬ“ヒジ擦り”について熱いトークが繰り広げられました!
また、野左根選手のMoto2参戦の話題や、コーナー進入で足を出す、近年のMotoGPトレンドの走りについても盛り上がりました。


バスツアーはロードコースの隣に沿うように通っているサービスロードをマイクロバスで走行、中野真矢さん、丸山浩さん、そして野左根選手(初回のみ)が乗り込んでの解説付き!
コーナーごとの走り方や中野さんによるMotoGPクラスならではの経験など、車内は大盛り上がりでした!

イベントの最後には用意されたプレゼントをめぐってじゃんけん大会。
一瞬雨落ちるも、ドライ路面で天気にも恵まれ、最高のサーキット日和となりました!
サーキット走行が怖くても、Webikeみんなのスクールなら大丈夫!
楽しく学びながら、スポーツライディングを経験してみてはいかがでしょうか。
バイクをうまく、丁寧に操ることができれば、バイクライフはもっと楽しくなりますよ!
たくさんのご参加おまちしております!
