そろそろ凍結や残雪の心配もなくなってきた4月11日、第7回「Webikeみんなのスクール」が開催されました。
今年は4月になってもなかなか天候が安定しない日が続いていますが、当日は絶好のツーリング日和。特に、集合場所「WebikeCAFE」があるTOYO TIRESターンパイクはちょうど桜が見ごろ!集合場所へは、薄桃色に包まれた桜のトンネルを抜けて向かうことができました。お花見ツーリングは、狙っていても「ちょうど今日、満開」というタイミングに、ぴたりと合わせられることって少ないですよね。朝から幸先が良い1日となりました。
本日のカリキュラムは「ハンドワークを極める!*featuringFIVE*」。ブレーキング、スロットルワーク、クラッチワークの3つを集中的に学ぶプログラムです。
「Webikeみんなのスクール」の特長のひとつは、やみくもにバイクを走らせるのではなく、まずは当日のテーマについて、しっかりと頭で理解してもらうことを重視している点です。
なぜその動作をするのか、その動作に何の意味があるのか、ということを走行前のガイダンスでしっかり説明します。いざ、実際にバイクを走らせながらトレーニングを行う際、事前の説明により、身体の動きやバイクの挙動がイメージしやすくなり、より理解が深まるのです。
本日は「ハンドワーク」というテーマにちなんで、ライディング時の必須アイテム「グローブ」についての特別講義も行われました。
バイクを操る際「手」による操作は、とても重要です。つまり、グローブ選びは「ハンドワーク」に直結するテーマなのです。
FIVEグローブ日本総代理店である岡田商事のMr.FIVE こと小向氏によるライディンググローブの特別講義は、最新グローブの事例も交え、グローブの大切さや選び方のポイントについて理解が深まる内容でした。さらに、今回のスクールでは最新のライディンググローブ「FIVE」を実際に使用しながら、グローブの違いによる操作感の差を実感してもらいます。ずらりと並んだFIVEグローブの中から、気になる1双を選んで、いざライディングレッスンのスタートです。
ひとつめのテーマは「ブレーキング」。ワインディングロードを走りながら、佐川校長が受講生の走りをチェックしつつ、お手本となるブレーキングを示していきます。実際に同じワインディングロードを走りながらのトレーニングなので、ブレーキのかけはじめからリリースポイントまで、自分自身と佐川校長のブレーキングの違いがよくわかります。
その後、もはや「Webikeみんなのスクール」恒例となった豪華ランチ、今回のメニューはちゃんこ鍋です!ひとっ走りした後に先生とテーブルを共にすると、あれこれ質問も弾みます。また、午前に試用したグローブを、他の種類に交換される参加者の方もちらほら。繊細な指先の操作に直接関わるライディングギアなので、実際に使ってみてはじめてわかることも多いですよね。
また、今回は雑誌「GOGGLE」誌の取材の方(ちなみに、GOGGLE編集長はBMW R1200GSでのご参加でした)も来られていたので集合写真の撮影も行いました。ご参加された皆さま、発売まで楽しみにお待ち下さいね。
さて、次なるテーマは「スロットルワーク」。スロットルワークはパワーのあるビックバイクを、スムーズに乗りこなすために必須の技術です。特にインジェクションが普通となった昨今のバイクでは、スロットルをひねるだけでとんでもないパワーを引き出すことができます。そんなハイパワー車を、雨で濡れた路面や荒れた道路でも安心して走らすためにも、繊細なスロットルワークを身に付けることが重要なのです。
このようにして積み重ねていく一つ一つのレッスンが、「気持ちよく走り、バイクをいかに安全に楽しむか」ということにつながっているんですね。
この日の朝はかなり冷え込んだため、受講生の皆さんはウィンターグローブでこられた方が多かったのですが、昼間を過ぎるとポカポカ陽気に恵まれました。夏向けのファイブグローブは細かい操作が要求されるレッスンに、うってつけのアイテム。一見無骨な造りのグローブとは裏腹の操作感のよさに、皆さん使って納得!というご様子でした。
そして、本日最後のテーマは「シフトワーク」。ワインディングロードを走る際に、ギヤチェンジがスムーズに行えないと、コーナーの進入でどうしてもギクシャクしがちになってしまいます。目指すはGPライダー並の「ブリッピングシフトダウン」ですが、そこに至るまでのプロセスと技術を、ひとつひとつ丁寧に積み重ねながら習得してゆきます。これぞ「Webikeみんなのスクール」の特徴「アドオンシステム」ですね。
なめらかにブレーキングを行いつつ、スムーズにシフトチェンジを行い、繊細なスロットルワークでコーナーを立ちあがっていく・・・すべてのハンドワークを連携して実践できることで、安全で、スムーズなライディングテクニックを身につけ、オートバイをより一層楽しめるようになれるのです。
今回の受講内容は本当に密度が濃く、1日ですべてを習得するのは難しかったかもしれません。それでも、これまで苦手だった動作がスムーズに行えるようになり、今までとは違った感覚でバイクに乗れるようになったのではないでしょうか。受講生のみなさんが、佐川先生の話をわくわくしながら聞いている姿を見ていると、そう思えてきます。
オートバイの運転に疑問点がある方、ワインディングロードをおっかなびっくり走っている方、今のライディング技術をさらに高めたいと考えている方、「Webikeみんなのスクール」に参加してみませんか?オートバイに乗ることがもっと楽しくなりますよ!
次回の「みんなのスクール」は、5月22日に開催の予定です。詳細なご案内まで今しばらくお待ちください。
スタッフ一同、みなさんにお会いできるのを心から楽しみにしております!